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循環

農に興味を持ちいろいろな方に話を聞いたことを
赤峰勝人さんの講演で学んだことを中心にまとめておこうと思います。


赤峰さんは農薬を使う農業から始まり試行錯誤の末、
無農薬、無化学肥料の「循環農法」で米・野菜を育てる百姓をされており、
かれこれ50年農業と向き合ってこられた方です。

畑を見つめながら感じたこと
できたものを食べて感じたこと、
食べた人を見つめて感じたこと、
を、さまざまな角度からお話されていました。


すべてのものは自分のものではなく、巡り巡っているものだという考えが根底にあるように感じました。
様々な事例をお話頂いた内容を、私が命の循環の中で大切だと思う、大地と海のことの2点に分けてまとめてみようと思います。


・大地のこと
命の循環を、森で表現すると
木の命が失われたあとも、虫や微生物を守り、食べ物になり、新しい世代の栄養になる。
この循環が命の循環です

土の循環は、命のゆりかごの一つだと思います。
太陽と水により育まれた、植物の命の営みのなれの果てが堆積し少しずつ積み重なってきたのが自然の土です。
その土には微生物や虫、動物が住み、草花が根を生やす。
そしていつか、命が失われ次の世代へ受け継がれながら少しずつ豊かになり量も増えてきた。
何十年もの命の積み重ねで出来あがった土を、人は利用して栽培を続けてきました。
そういう命の循環の中にある土で育てた野菜には不思議なことにほとんど虫が寄り付かない。
さらにその野菜は味が濃くエグミがほとんどなくとてもおいしい。

こんな命の循環の中で育てられている野菜の割合は数少ないく、大量生産の為に土の栄養を搾取し、弱った土地で栽培をした野菜が市場の大部分を占めています。

そういう命の少ない土地で、野菜が育ち始めると、虫や病気が淘汰の為に訪れ、命の循環を続けようとしてくれる。
しかし、人は品種改良と、農薬と化学肥料を開発し自然の営みに対抗してきた。
そこが問題ではないでしょうか。
ただし、栽培し育てている人の問題ではなく、そんな状況を作りだしてきた人類の問題です。


私は淘汰に負けない土を作り、おいしい野菜を目指すにあたっての問題は、
・弱った土地でも育つように品種改良されたことを含む様々な要因で、種自体が弱っていること。
・酸性雨の影響や、土の付近での生命活動が減ったため、栄養を生みだす微生物が弱っていること。
この2点に集約されるのではないかと思っています。

農家の方々は、こういった問題を意識しつつ、それぞれの立場で、
 慣行農業では、見た目の綺麗で低価格な野菜を多くの人に届けられるように努力し、
 減農薬や有機農業では、少しでも自然の状態に近づけようと努力し、
 自然農法では、自然の力を借りて作物を栽培する方法を見つけようと努力している。

採集ではなく栽培をしている以上、どこまで人が手を出すかがテーマだと思います。
どの方法を選択している方も、一つ一つの作業につき、悩み不安を持ちながら祈るように栽培されています。


今、一番大切なのは消費者が、何が問題なのかを認識し、どんな生き方を選択するかです。
高価格な野菜を選択して食べましょうと言いたいのではなく、自然と共に循環の中で生きることを選択するとだと思います。
農薬で殺菌された低価格な野菜を望む人が多いから、今の生産方式が成り立っているのだと考えています。
まだ高い野菜は、買えないまでもまずは知ることと、自分でプランターから栽培を始めてみることが大切だと思います。


私は情報を集め、人の話を伺ってみて、そして地面に鍬を入れてみて、
人間にとって本当に恐ろしいのは生命活動のある土の枯渇ではないだろうかと思いはじめました。


石油などの地下資源は何万年も前の生命活動のなれの果てだと聞きます。
今バイオテクノロジー等で藻やミドリムシからオイルを取り出す技術に向けて突き進んでいますが、
未来の先取りであって、何かを生み出していることではないと思っています。

地球に未来が無くなった時、一握りの生命のある土や苔を持って宇宙へ逃げ出す日が来るのかもしれません。
多くの人が自然循環の中で生きることを意識しその生き方選択した時、お店に並ぶ野菜の育て方が大きく変わるのだと思います。



スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」の大好きな言葉を紹介します。

 土に根をおろし
 風と共に生きよう

 種と共に冬を超え
 鳥と共に春を唄おう

 どんなに恐ろしい武器を持っても
 たくさんのかわいそうなロボットを操っても
 土から離れては生きられないのよ



長くなったので、海と塩のことはまた次回にしたいと思います。
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テーマ : 野菜づくり - ジャンル : 趣味・実用

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